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VCDS-Mobile

VCDS-Mobileはスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器を使って、 VW/Audiグループ車の故障診断や様々な設定変更などを可能にします。VCDS-MobileはアンドロイドやiOSで使う「アプリ」とは異なります。HEX-NETインターフェースに組み込まれた、既存のプラットフォームに依存しない、つまり、WiFiとブラウザーがあれば使用できる新しいシステムです。

「アクセスポイントモード(インターネット未接続)」では基本的な機能を、WiFiスポットやスマートフォンなどのインターネット通信可能な機器を通して接続する「インフラストラクチャモード」ではより高度な機能が「クラウドシステム」を通じて使用できます。

≪VCDS/VCDS-Mobile機能一覧はこちら≫


下の動画はECUとABSコントローラーでフォルトコードとメジャリングバリューを表示しているところです。


下の動画は走行中のアウディA3のABSコントローラーからライブデータをとっているところです。


VCDS-Mobile よくある質問 ■

1 VCDS-Mobileとはどういうものですか? 
 VCDS-MobileはHEX-NETインターフェースに組み込まれたVW-Audiグループ車のための診断ソフトです。 VCDS Mobileはインターフェース内のウェブサーバー機能により、WiFiとブラウザー機能を備えたスマートフォンやタブレットであれば使用することができます。モバイル機器側で動作する「アプリ」とは異なります。
 
2 VCDS-Mobileを使うために必要なものは何ですか? 
 必要なものは、①HEX-NETインターフェースと、②WiFi接続機能とウェブブラウザ―機能を持ったPC、スマートフォン、タブレットなどです。
 
3 VCDS-Mobileの操作は簡単ですか?
 一概には言えません。有線でPCに接続する旧来のVCDSとは違い、HEX-NETとPCやスマートフォン、タブレットなどとを無線でつなぎ、さらにはVCDSクラウドサーバーを使うためのインターネット接続が必要です。そのため、VCDS-Mobileの使用にはある程度の基礎的なネットワーキングに関する知識が必要になります。それ点を除けば、旧来のVCDSソフトを操作することと大きな違いはないと思います。
 
4 VCDS-Mobileはどういうことができますか?
  VCDS-Mobileには2つのオペレーションモードがあります。「スタンドアロン=ネットワークに接続せずに単独で動作する」と「クラウド接続=インターネットを通じてRoss-Techの共用サーバーにアクセスしデータ処理などを行う」です。 「スタンドアロン」モードではオートスキャン、フォルトコードの呼び出しと消去、メジャリングバリューの表示、データロギングなどが可能です。「クラウド接続」モードでは(クラウドサーバーへのアカウント登録が必要になります)、 アダプテーション、ベーシックセッティング、コーディング、ログインやセキュリティアクセスなどのさらに高度な操作が可能になります。

5 どうやってHEX-NETをクラウドサーバーに登録するのですか?
 現在、方法は一つだけです。HEX-NETをOBDポートに差し込み、任意のコントロールモジュールにアクセスします。次に、[Functions]をクリックし、[Cloud Functions]をクリックします。まだクラウドサーバー上にアカウントが登録されていない場合は、アカウント登録ページに移動します。そこで、新しいアカウントを登録します。クラウドサーバーにアクセスする必用があるので、HEX-NETはインターネットに接続可能な状態でなければなりません。 
 
6 フォルトコードが記号でしか表示されないのですが? 
 最新の UDS/ODX プロトコルを使用するコントローラーの場合、フォルトコードを翻訳したり、数値化するためには、そのコントローラー専用の「データ辞書ファイル」が必要になります。VCDS-Mobileはこのファイルをクラウドサーバーから必要に応じてダウンロードします。ダウンロードされたデータはHEX-NET内にキャッシュ(一時的に保存)され、以降、VCDS-mobileがクラウドサーバーにつながっていないときでも利用可能となります。VCDS-mobileがいつでも必用なデータを利用できるように、まず最初に車両のオートスキャン(Auto-Scan)をクラウドサーバーに接続した状態で実行しておくことが重要です。また、頻繁に「アップデート」をチェックすることも大切です。
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